「三重県で保育士として転職したいけれど、求人の状況や給与水準がわからない」とお悩みの方もいらっしゃると思います。
三重県は保育士の人材不足を解消するため、施設側が採用に積極的になっており、求職者側にとって有利に転職活動を進めやすい状況です。
さらに、人材確保のために就職準備金や自治体独自の奨励金など、保育士の転職をサポートする支援制度も充実しています。
本記事では三重県での保育士の転職事情について詳しくまとめているため、転職の第一歩を踏み出す前に、ぜひ確認してみてください。

保育士転職のいろは編集部
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三重県の保育士の有効求人倍率は2.91倍と全国平均より低め
こども家庭庁の「保育士の有効求人倍率の推移」によると、令和8年1月時点の三重県の保育士有効求人倍率は2.91倍です。
全国平均の3.88倍を下回り、近畿圏内では兵庫県(2.72倍)に次いで2番目に低い水準となっています。
※有効求人倍率は令和8年1月の情報です。
三重県の有効求人倍率が全国平均を下回る背景には、大都市からの人口流入の少なさが関係していると考えられます。
三重県は急激な子育て世帯の流入が起きにくく、就学前児童数が急増しにくいです。
保育施設への申請も安定的に推移しており、倍率が比較的低い水準になっている可能性が考えられます。
全国と比べたときの三重県の転職市場
こども家庭庁の「保育士の有効求人倍率の推移」を見ると、令和8年1月時点で三重県の保育士有効求人数は411件、有効求職者数は141人です。
求人数が求職者数の約2.9倍に達しており、保育施設側での人材不足が数値として表れています。
求職者1人に対して複数の求人があるため、転職活動では施設を比較検討しやすい立場にあります。
同じ近畿圏の大阪府では、有効求人数が3,191件と圧倒的に多い反面、有効求職者数も748人にのぼります。
三重県の求職者数は大阪府の約5分の1程度で、求職者同士の競争が生じにくい環境です。
求人の絶対数は少なくても、より落ち着いた環境で転職活動を進められる点が三重県市場の特徴といえます。
勤務先の選択肢には認可保育所や認定こども園が挙がる
三重県で働く保育士は主な勤務先として、以下の選択肢が挙がります。
三重県の保育施設は認可保育所が多いですが、幼稚園と保育所の両機能を持つ認定こども園への移行が全国的な流れのなかで徐々に進んでいる状況です。
実際にどのくらいの求人数があるのか、主要な保育士におすすめの転職サイトに掲載されている三重県の求人数を以下にまとめました。
※求人数は2026年3月27日時点の情報です。
三重県の保育士の求人数は、多いところで400件程度、少ないところでは150程度と保育士転職サイトによって大きく異なります。
良い求人を見逃さないためには、1つのサービスだけでなく保育士転職サイトの掛け持ちがおすすめです。
複数の求人を比較する際には、自分が優先したい条件を事前に整理しておくとミスマッチを防ぎやすくなります。
三重県は待機児童数の多い上位10地方自治体に挙げられる
こども家庭庁「保育所等関連状況取りまとめ」によると、令和7年4月時点で三重県の保育所等の利用児童数は36,635人、待機児童数は84人です。
特に、県内では四日市市に56人と集中しており、同データの中で「待機児童数の多い上位10地方自治体」に挙げられています。
四日市市では保育所等の申込者が47人増え、利用定員が38人減った状態になっており、需要が増えているのに受け皿が縮小しているのが特徴です。
こうした利用定員が減った背景には、保育士不足により既存施設が定員を維持できなかった可能性があります。
また、定員充足率に目を向けると、三重県は83.2%で全国平均の88.4%を5ポイント以上下回っている状態です。
過疎地域や農村部を多く抱える三重県の地域特性が、この数値に反映されていると考えられます。
ただし、定員充足率の低さだけで保育士の需要が低下していると判断することは適切ではありません。
有効求人倍率が2.91倍を維持していることが示すとおり、施設側の人材確保は引き続き課題となっています。
三重県の保育士の平均給与は401.6万円と全国平均を下回る
厚生労働省「職業情報提供サイト(保育士)」によると、三重県と全国の保育士の平均年収は以下のとおりです。
| 保育士の平均給与 | |
|---|---|
| 全国 | 406.8万円 |
| 三重県 | 401.6万円 |
三重県の保育士の平均年収は401.6万円で、全国平均の406.8万円をわずかに下回る水準です。
これは近畿圏の中でも生活コストが比較的低い地域特性が影響していると考えられます。実際に、東京や大阪といった大都市圏と比較すると物価や家賃が低い分、給与水準も抑えられる傾向があります。
ただし、平均年収だけで待遇の全てを判断することはできません。
各施設の賞与・各種手当のほか、有給の取りやすさや後述する支援制度の有無もあわせて確認する必要があります。
潜在保育士は保育士就職支援準備金貸付制度の対象
三重県では潜在保育士が県内の保育所等に再就職する際、準備に必要な費用として最大40万円(無利子)の貸付を受けられる制度があります。
保育士就職支援準備金貸付制度を利用できるのは、以下の条件をすべて満たす方のみです。
保育所等を離職後3ヶ月以上経過した方、又は保育所等に勤務経験のない方三重県内の保育所等に新たに勤務(週20時間以上)する方三重県社会福祉協議会及び他の都道府県が実施する保育士就職準備金を借り受けたことがない方。
引用:みえのほいく(三重県保育士・保育所支援センター)「県や市町等の支援取組」
三重県内の保育所等で2年間継続して勤務した場合は、返還が全額免除されるのが特徴で、長く働く方にとっては実質給付に近い制度です。
引っ越し費用・礼金・被服費・研修費・通勤用自転車の購入費なども対象費用に含まれます。
ただし、申請には連帯保証人が必要となるため注意が必要です。
自治体によっては独自に就職応援一時金の支給を実施している
三重県内では就職準備金の貸付以外に、各自治体によって独自の保育士支援をしている場合もあります。
特に、桑名市は三重県の中でも独自支援が充実している自治体です。
桑名市では「住宅等就職応援一時金支給事業」を行っています。
新たに市内の私立認可保育施設や私立幼稚園に就職し、市内に居住する保育士・幼稚園教諭に対し、最大25万円の就職応援一時金を支給する制度です。
市内私立認可保育施設及び私立幼稚園に就職し、市内に居住する保育士・幼稚園教諭に、就職応援一時金を支給し、保育士・幼稚園教諭の確保を図るとともに本市への移住・定住促進を目的とします。
引用:桑名市「桑名市住宅等就職応援一時金支給事業」
さらに桑名市では、市の保育士等登録リストに登録することで、登録者本人および登録者を紹介した方に奨励金の支給も実施しています。
<有資格者> 保育士または幼稚園教諭の資格があり、今後新たに市内保育施設等での就労を考えている方
引用:桑名市「桑名市保育士等登録促進キャンペーン事業」
☛市のリストに登録完了:3,000円
☛登録後、市内私立認可保育施設や私立幼稚園に就職し6ヶ月以上勤続:10,000円
<紹介者> 上記の有資格者に事前に登録と紹介の同意を得て市に紹介した方
☛有資格者が市のリストに登録:3,000円
☛有資格者が登録後、市内私立認可保育施設や幼稚園に就職し6ヶ月以上勤続:10,000円
また、伊賀市も正規職員として採用された保育士に対し、以下のような独自支援を行っています。
伊賀市内に所在する民間保育所等における保育士等の確保及び定着を図るため、正規職員の保育士等として新たに雇用された者に対し、奨励金を交付します。
引用:伊賀市「伊賀市保育士・幼稚園教諭等就労奨励金」
3年連続勤務で最大30万円、市外からの移住者には10万円が加算されるのが特徴です。
こうした自治体の独自支援を活用すれば、初年度から経済的に安定した環境で働き始められます。
ただし、どこの自治体でも必ず支援制度があるとは限らないため、求人を検討する際には、各市町の支援制度の有無を事前に確認しておきましょう。
三重県の潜在保育士への復職支援制度などあれば
三重県では、「みえのほいく(三重県保育士・保育所支援センター)」で以下のような潜在保育士の現場復帰支援を行っています。
| 相談 | 潜在保育士等専門相談員に保育現場への就職・再就職に向けての不安や悩み、希望する勤務条件などを無料相談できます。 |
|---|---|
| 求人紹介 | 三重県内の様々な保育施設の求人情報を収集し、紹介しています。 |
| 現場復帰のサポート | 就職への不安を解消するため、三重県内の保育所・認定こども園への見学や職場体験などを実施しています。実際の雰囲気を確認できます。 |
| 研修会・セミナー | 県内各地で潜在保育士向けの研修会やセミナーなどを実施しています。 |
引用:みえのほいく(三重県保育士・保育所支援センター)「三重県保育士・保育所支援センターとは」
保育士経験が豊富な専門スタッフが相談にのってくれたり、実際の現場で働く生の保育士の声が聞けたりするため、ブランクがある保育士も安心です。
これらの復帰支援制度を就職準備金と併用すれば、就職への不安を和らげ、経済的にも精神的にも安心してお仕事をスタートできます。
また、みえのほいく(三重県保育士・保育所支援センター)では「潜在保育士等就労・職場復帰支援研修(Webコース)」を実施しているのも特徴です。
Webで5講座のうち受講したい講座を選んで申し込み、希望者は保育現場での職場体験(2日間)にも参加できる仕組みです。
オンラインで学べるため、育児中の方や遠方在住の方でも参加しやすくなっています。
保育士への復職をお悩みの方は、ぜひ活用してみてください。





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