保育士の資格を持っているのに「給料が低い…」「ずっと働き続けられるか不安…」そんな悩みを抱えていませんか?
大阪府は保育士の求人需要が高く、就職準備金の支給や家賃補助など、経済的な負担を軽減できる支援制度が充実しているという大きなメリットがあります。
これらの制度をうまく活用することで、安心して長く働き続けられる環境を整えることができます。
大阪府内で保育士への就職・転職を検討している方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

保育士転職のいろは編集部
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大阪府の保育士の有効求人倍率
こども家庭庁の「保育士の有効求人倍率の推移」によると、大阪府の保育士の有効求人倍率は4.27倍と、全国平均の3.88倍を上回っています。
これは共働き世帯が多い大都市圏ならではの保育需要の高さが数字に表れていると考えられます。
また、近畿圏の中では兵庫県や三重県が2倍台なのに対し、滋賀県(6.57倍)や奈良県が(5.50倍)高水準となっているのが特徴です。
滋賀・奈良両県の有効求人倍率が突出して高い背景には、単なる人手不足だけでなく、隣接する大阪への労働力の流出も一因と推測されます。
なぜなら、大阪府の施設のほうが高い給与水準や手厚い福利厚生が期待できるからです。
このため、保育士としてより良い労働環境を求める方にとって、大阪府での就職・転職はメリットが大きく魅力的な環境といえるでしょう。
| 有効求人倍率 | |
|---|---|
| 全国 | 3.88倍 |
| 大阪府 | 4.27倍 |
| 京都府 | 4.30倍 |
| 兵庫県 | 2.72倍 |
| 滋賀県 | 6.57倍 |
| 三重県 | 2.91倍 |
| 和歌山県 | 3.24倍 |
| 奈良県 | 5.50倍 |
※有効求人倍率は令和8年1月の情報です。
全職種で見た大阪府の有効求人倍率は0.98倍と、全国平均の1.18倍を下回っています。
大阪府では職種全体でみると求職者の方が求人数を上回っていますが、保育士の有効求人倍率だけは4倍超という特徴があります。
| 有効求人倍率 | |
|---|---|
| 全職種 | 1.18倍 |
| 大阪府 | 0.98倍 |
引用:独立行政法人労働政策研究・研修機構「職業紹介-都道府県別有効求人倍率(2026年1月)」
つまり、大阪府における保育士の需要は一般的な職種より高いということです。
また、保育士資格を持つ方にとって大阪府は就職・転職先を見つけやすい環境ということがわかります。
このため「なかなか希望に合った求人が見つからない」という方も、大阪府でなら条件に合った求人を見つけられる可能性があります。
続いては、大阪府の転職市場の詳細や勤務先の選択肢について、さらに詳しくご紹介するのでぜひ参考にしてください。
全国と比べたときの大阪府の転職市場
大阪府の保育士の転職市場を全国と比較したとき、最も注目すべきポイントは求人件数の多さです。
こども家庭庁の「保育士の有効求人倍率の推移」によると、令和8年1月時点の大阪府の保育士の有効求人数は3,191件と、近畿圏の中で最大規模を誇ります。
同じく大都市圏の京都府は1,002件、兵庫県は1,445件にとどまっており、大阪府の求人数はこれらを大きく上回っています。
求人数が多いということは、勤務地・施設形態・給与条件などを自分の希望に合わせて比較検討しやすく、職場選びにおいて求職者にとって有利に働きやすいということです。
全国的に見ても保育士は売り手市場が続いているため、職場を焦って決める必要はありません。
大阪府の豊富な求人数を活かし、給与・休日・職場環境などの条件をしっかり見極めながら転職活動を進めていきましょう。
勤務先の選択肢では企業主導型保育施設が強い
大阪府で保育士として働く場合は、主な選択肢として以下のような施設が挙げられます。
特に、大阪では「企業主導型保育施設」が多い傾向にあります。
公益財団法人児童育成協会の「企業主導型保育事業の実施状況について」によると、大阪府の企業主導型保育施設は478施設で、東京都(420施設)を上回る全国最多の施設数です。
同じ近畿圏の京都府(63施設)と比較しても、その規模の大きさは一目瞭然です。
これは大阪市を中心とした都市部に企業が集積していることが背景にあると考えられます。
また、求人数の規模感を掴む参考として、おすすめの保育士向け転職サイトの大阪府の保育士求人数を以下にまとめました
※求人数は2026年3月17日時点の情報です。
サービスによっては掲載求人の施設形態や掲載基準が異なるため、より良い求人に出会うチャンスを広げるためには、複数のサービスを併用しながら探すようにしましょう。
待機児童数が多く定員充足率が高いため保育ニーズが高い
こども家庭庁「保育所等関連状況取りまとめ」によると、令和7年4月時点の大阪府の待機児童数は194人で、近畿圏の中でも保育ニーズが依然として高い状況です。
全国の待機児童数は2,254人となっており、ピークであった平成29年から8年連続で減少し、10分の1以下の水準になっています。
待機児童が減ったのは、保育施設の新設や定員拡大が進んだことが主な要因です。
このように全国的には減少傾向にありますが、一部の地域では依然として入所希望者が受け皿を上回っており、保育士の需要は継続しています。
定員充足率についても、大阪府は95.5%と全国平均の88.4%を大きく上回っているのが特徴です。
全国平均との差は約7ポイントあり、大阪府の保育施設はほぼ満員に近い状態で運営されていると考えられます。
定員がしっかり埋まっている施設では保育士が継続的に必要とされるため、安定した雇用が期待できます。
就職先を選ぶ際は、希望エリアの待機児童数や施設の充足状況を事前に確認しておくと、より長く安心して働ける職場選びにつながるはずです。
大阪府の保育士の平均給与は全国より約20万円低い
厚生労働省「職業情報提供サイト(保育士)」によると、大阪府と全国の保育士の平均年収は以下のとおりです。
| 保育士の平均給与 | |
|---|---|
| 全国 | 406.8万 |
| 大阪府 | 387.2万 |
大阪府の保育士の平均年収は、全国平均と比べて20万円程度低い水準にあります。
一見がっかりしてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、実は大阪府には各自治体が独自に設けた補助・支援制度が充実しています。
就職準備金の貸付や宿舎借り上げ制度(家賃補助)などをうまく活用することで、生活費の負担を軽減することも可能です。
そのため、保育士の給与は数字だけでなく、支援制度の有無も踏まえて総合的に判断することが大切です。
就職準備金貸付制度で経済負担を下げられる
保育士として大阪府内の施設に就職する際、ぜひ活用したいのが「就職準備金貸付制度」です。
大阪府では就職準備金として40万円を上限に無利子で貸付を行っており、府内全域でこの制度が利用できます。
■保育人材確保のための貸付事業保育人材の確保を図るため、指定保育士養成施設に在学し保育士資格の取得を目指す方への修学資金や、保育所等に就職する方への就職準備金、未就学児を預ける保育料の一部、施設の方への保育補助者の雇上げ費用、保育士の子どもの預かり支援事業利用料金の一部の貸付けを行っています。
引用:大阪府「保育士確保のための貸付事業」
また、堺市でも現在保育士として勤務していない方が堺市内の民間保育所等に就職する際に、40万円までの貸付を行っています。
■さかい保育士等就職応援事業保育士資格をお持ちで、現在保育士又は保育教諭として勤務していない方が、堺市内の民間保育所等に就職する際に必要な費用(就職準備金)を貸し付けます(40万円まで)。就職後2年間継続して勤務すれば、返還免除となります。
引用:堺市「就職準備金を貸し付けます」
これらの制度は貸付という名称が付いていますが、2年以上継続して働けば返還自体が免除されるというメリットがあります。
「大阪府で働き始めたいけれど、初期費用が心配」という方にとって、経済的な不安を軽減しながら転職できる心強い制度です。
これから大阪府内で保育士への就職をお考えの方は、こうした制度をぜひ活用してみてください。
自治体によって保育士宿舎借り上げ支援制度で居住費の負担を軽減できる
就職準備金のほかにも、大阪府内では勤務先の施設を通じて実質的に家賃負担を軽減できる「保育士宿舎借り上げ支援制度」が整備されています。
保育士宿舎借り上げ支援制度は、自治体が保育士のための賃貸住宅を確保している民間保育施設に対し補助金を出すことで、保育士が低負担で賃貸住宅に住める仕組みです。
大阪府の「市町村の保育士等支援施策」によると、府内で保育士向けの家賃補助(宿舎借り上げ支援)を実施している主な市町村は以下のとおりです。
- 大阪市
- 池田市
- 八尾市
- 大東市
- 箕面市
- 門真市
- 松原市
- 藤井寺市
- 四條畷市
- 守口市
特に箕面市では、賃貸住宅を確保する民間保育施設に対して、保育士1人あたり毎月最大7万円を最大6年間補助する「家賃支援補助金」を設けています。
LIFULL HOME’Sの「大阪府の家賃相場情報」によると、大阪市内のワンルーム・1K・1DKの家賃相場は5万円台〜7万円台が一般的です。
そのため、毎月7万円の補助が受けられる施設であれば、家賃をほぼカバーでき、年間で最大84万円分の生活費を節約できる計算になります。
ただし、この制度を利用できるかどうかは勤務先の施設が制度を導入しているかどうかによって異なります。
家賃補助を利用したい場合は、求人票や面接の際に宿舎借り上げ制度の有無を確認しておくようにしましょう。
大阪府は潜在保育士が利用できる復職制度が整備されている
保育士資格を持ちながら現在は保育の現場を離れている「潜在保育士」の方に向けて、大阪府・大阪市では復職を後押しする以下のような支援制度が整備されています。
| 潜在保育士への就労奨励金 | 大阪市保育士・保育所等支援センターを通じて市内民間保育施設に就職した保育士に5万円を支給します。 |
|---|---|
| 潜在保育士等就職支援事業(就職準備金) | 最大40万円を無利子で貸付する制度です。就職後2年以上の継続勤務で返還免除になります。 |
また、大阪府社会福祉協議会では以下のようなケースに該当する場合、未就学児の保育料の一部を貸し付ける制度もあります。
- 週20時間以上勤務
- 新たに就職・産休育休から復帰する
保育料や預かり費用の心配が軽減されれば、復帰へのハードルも大きく下げられはずです。
| 未就学児を持つ保育士の保育料一部貸付 | 就職・産休育休復帰の際に、子どもの保育料の一部を最大1年間貸し付けます。2年以上の継続勤務で返還免除となります。 |
|---|---|
| 子どもの預かり支援事業利用料金一部貸付 | 勤務時間帯に利用した預かり支援の利用料の半額を最大2年間貸し付けます。2年以上の継続勤務で返還免除となります。 |
引用:社会福祉法人大阪府社会福祉協議会 大阪福祉人材支援センター「保育士応援貸付金」
このように大阪府では、ブランクのある保育士が安心して復職できるよう、幅広い制度が整備されています。
有効求人倍率が全国平均を上回り、施設形態や勤務地の選択肢も豊富な大阪は、自分のライフスタイルに合った働き方を見つけやすい地域です。
「もう一度保育士として働きたい」と考えている方は、これらの制度を積極的に活用しながら、復職への第一歩を踏み出してみてください。





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