佐賀県の保育士転職市場を解説|地域の転職事情や支援制度を紹介

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「保育士として転職したいけれど、佐賀県の求人状況や給与水準がよくわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか。

佐賀県は全国平均を上回る合計特殊出生率を維持しており、九州・沖縄エリアの中でも保育士の需要が高い地域です。

有効求人倍率は3.41倍で、人手不足が深刻なためブランクのある潜在保育士の方も歓迎されています。

また、就職準備金の貸付や家賃補助など、手厚い支援制度が用意されている点も見逃せません。

本記事では、佐賀県の保育士の求人倍率・平均給与・各種支援制度を詳しく解説していますので、ぜひ転職活動の第一歩として参考にしてください。

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保育のキャリア編集部

保育士転職のいろは編集部

保育士転職のいろは編集部は保育人材が思う理想的な働き方を実現するために当サイトを運営しています。保育士および保育士経験者1,474名を対象とした独自アンケート調査を基に、転職サイトの実態、職場の人間関係、残業問題、年収事情など業界のリアルな声を分析・発信。編集部は保育士向けに保育園の口コミサイトほいくreviewsも運営し、保育士がより良い転職先を選択できるようサポート。Podcast番組『おつかれ保育士さん』でも配信中。著書『保育士が抱える「辞めたい」を変える

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目次

佐賀県の保育士の有効求人倍率は九州・沖縄エリエで2番目に高い

こども家庭庁の「保育士の有効求人倍率の推移」を見ると、佐賀県の保育士の有効求人倍率は3.41倍で、全国平均の3.88倍をやや下回っています。

これは九州・沖縄エリアで、沖縄県(3.53倍)に次いで2番目に高い水準です。

有効求人倍率
全国3.88倍
佐賀県3.41倍
福岡県3.38倍
長崎県2.93倍
大分県2.47倍
熊本県2.57倍
宮崎県2.72倍
鹿児島県2.74倍
沖縄県3.53倍

引用:こども家庭庁の「保育士の有効求人倍率の推移」

※有効求人倍率は令和8年1月の情報です。

佐賀県の有効求人倍率が沖縄県(3.53倍)の次に高い理由として、全国や近隣県と比較して合計特殊出生率が高いことが影響していると考えられます。

2024年においては、佐賀県(1.41)は合計特殊出生率でも、沖縄県(1.54)、宮崎県(1.43)に次いで3位に位置しています。

2023年2024年
全国1.201.15
佐賀県1.461.41
福岡県1.261.22
長崎県1.491.39
大分県1.391.37
熊本県1.471.39
宮崎県1.491.43
鹿児島県1.481.38
沖縄県1.601.54

引用:厚生労働省「令和6年(2024)人口動態統計月報年計(概数)の概況」

毎年生まれてくる子供の数が比較的安定している佐賀県は、保育士の雇用も安定しているため安心して働けるのが特徴です。

また、佐賀県の全職種の有効求人倍率が1.31倍なのに対し、保育士の有効求人倍率は3.41倍で、いかに保育士の需要が高いかがわかります。

有効求人倍率
全職種1.18倍
佐賀県1.31倍

引用:独立行政法人労働政策研究・研修機構「職業紹介-都道府県別有効求人倍率(2026年1月)」

このように、佐賀県における保育士の需要は全職種と比較しても非常に高いため、転職を考えている方には挑戦しやすい環境です。

続いて、佐賀県の転職市場について、どのような特徴があるのか詳しく見ていきましょう。

全国と比べたときの佐賀県の転職市場

こども家庭庁の「保育士の有効求人倍率の推移」を見ると、令和8年1月時点で佐賀県の保育士の有効求人数は508件です。

これに対し有効求職者数は149人しかおらず、佐賀県内の保育施設の人材不足が顕著です。

ただし、全国平均の有効求人倍率と比較した場合、佐賀県のほうが低いため、中には「本当に人材不足なの?」と疑問を感じる方もいるかもしれません。

全国より有効求人倍率が多少低くても、佐賀県の保育士の需要が高いと判断できる理由として、佐賀県の合計特殊出生率の高さが挙げられます。

前述したとおり、佐賀県は合計特殊出生率が全国(1.15)を大きく上回る1.41を維持しています。

この安定した子供の数が佐賀県の保育士需要を下支えしているのです。

全国的に少子化が加速する中でも、佐賀県は保育ニーズが底堅く、保育士の需要が極端に激減しにくい点が大きな魅力です。

少子化が進む地域では、定員割れで保育施設が閉所される場合もあるため、出生率は保育士の今後の需要を判断する際に重要なポイントになります。

このため、佐賀県のように子供の数が減りにくい地域は、長期雇用を考えた際に、保育士の方にとって大きな安心感となります。

勤務先は認可保育所や認定こども園の求人が多い

佐賀県で保育士として働く場合は、以下の施設が主な選択肢になります。

佐賀県では主に、認可保育所や認定こども園の求人が目立ちます。

また、実際にどのくらいの求人数があるのかイメージしていただくため、保育士におすすめの転職サイトに掲載されている佐賀県の求人数を以下にまとめました。

求人数
保育士バンク226件
保育士人材バンク257件
保育のお仕事175件
マイナビ保育士42件
保育士ワーカー109件

※求人数は2026年4月2日時点の情報です。

保育士転職サイトによって求人数は200件以上の差が生じ、求人している保育施設の種類も大きく異なります。

このため、保育士転職サイトを利用する場合は、1社に絞って活動するより、複数の保育士転職サイトを掛け持ちしたほうが希望の求人を見つけやすくなります。

こども家庭庁「保育所等関連状況取りまとめ」によると、令和7年4月時点で佐賀県の保育所等の利用児童数は22,446人、待機児童数は8人です。

待機児童数8人という水準は、都市部の福岡県(29人)や沖縄県(171人)と比べて非常に低い数値です。

ただし、佐賀県の待機児童数は、佐賀市が11年間過少申告していたことが指摘されており、実際にはもっと数が多い可能性もあります。

佐賀市は校区によって4年生以上は受け付け自体をせず、11年にわたって高学年の待機児童数をゼロとして国に報告していた。

引用:佐賀新聞「佐賀市の待機児童「過小」報告 山口祥義知事「調査の責任、国が明確にすべき」」

また、佐賀県の定員充足率は令和3年の91.8%から令和7年の86.7%へ低下しており、全国平均(88.4%)も下回っているのが特徴です。

待機児童がいるのに、定員充足率が下がっている理由として、保育需要の地域偏在が考えられます。

佐賀県内でも人口が多い鳥栖市などでは定員が埋まり、待機児童が発生しやすい一方で、農村部や過疎地域では定員割れが起きている可能性があります。

佐賀県の保育士の平均年収は408万円で全国平均と同水準

厚生労働省「職業情報提供サイト(保育士)」によると、佐賀県と全国の保育士の平均年収は以下のとおりです。

保育士の平均給与
全国406.8万円
佐賀県408万円

佐賀県の保育士の給料は平均年収408万円で、全国平均の406.8万円とほぼ同水準となっています。

都市部と比べて物価が安い佐賀県では、同程度の年収でも実質的に余裕をもった生活水準を維持しやすい傾向にあると考えられます。

また、佐賀県では保育士を対象にさまざまな支援制度を実施しているので、具体的にどのような支援制度があるのか事前にチェックしておきましょう。

保育士就職準備金貸付制度の活用で再就職に必要な費用を用意できる

佐賀県では、保育士として新たに就職する方を対象に、就職準備金として最大40万円(無利子)の貸付制度を設けています。

就職準備金の利用対象となるのは、以下の条件をすべて満たす方です。

次の要件をすべて満たし、保育士として週20時間以上勤務する方
■以下に掲げる施設又は事業に勤務経験のない方又は離職した方
・保育所及び幼保連携型認定こども園
・家庭的保育事業
・小規模保育事業
・事業所内保育事業
・幼稚園
■新たに県内保育所等に勤務する方

引用:社会福祉法人佐賀県社会福祉協議会「保育士就職準備金貸付制度」

佐賀県内の保育施設で2年間継続して勤務した場合、返還は全額免除されます。

また、就職準備金の募集定員は100名程度となっており、同じ九州地方の鹿児島県(10人)や長崎県(20人程度)に比べてかなり多い数字です。

佐賀県のほうがより多くの方が、就職準備金を利用できる可能性が高いため、利用したい方は、早く申請できるように転職の準備を進めましょう。

自治体によっては家賃補助金や宿舎借り上げ支援の制度を設けている

佐賀県の各自治体では、保育士の方を対象に以下のような独自の支援制度も設けています。

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対象金額自治体
保育士家賃補助金市内の認可保育所・認定こども園等に初めて就職する保育士(単身または18歳未満の子と同居するひとり親)の方月額最大1万円(最長36か月)佐賀市
保育士宿舎借り上げ支援市内の保育所等に採用から5年以内の保育士(単身またはひとり親)の方月額4万4千円唐津市
保育士就職準備金(給付)市内の保育所等に新規採用された保育士等常勤20万円・非常勤10万円(一時金)唐津市

※2026年4月時点の情報です。

引用:佐賀市「保育士家賃補助」
引用:唐津市「唐津市で保育士になる人を応援しています」

家賃補助金と宿舎借り上げ支援は、一見同じように見えますが、実際には制度が大きく異なります。

家賃補助は職員が住んでいる家の家賃を補助する制度ですが、宿舎借り上げ支援は保育施設の社宅の家賃を補助する制度です。

つまり、宿舎借り上げ支援は原則として社宅に住んでいる方でなければ利用できません。

これらの制度を県の就職準備金と組み合わせることで、より経済的なゆとりをもって新生活をスタートできます。

自治体によって利用できる施設や給付額などがそれぞれ異なるため、利用を検討している方は事前によく確認しておきましょう。

佐賀県は潜在保育士へ転職相談や体験会など復職支援を行なっている

佐賀県では、就職準備金や家賃補助など経済的な支援以外に、以下のような潜在保育士の復職支援も行っています。

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就職・転職相談就職・就労に関する相談/保育士募集に関する相談/資格取得に関する相談
保育知識の学び・体験会保育士就労支援講座/保育士復職・定着応援セミナー/保育所体験会
就職面接会保育士就職面接会/保育士養成校在学生への就職支援/県内ハローワークでの出張相談

引用:社会福祉法人佐賀県社会福祉協議会「保育士・保育所支援センター」

「相談」「学び」「情報提供」の3つの柱で支援が構成されており、保育士支援コーディネーターがサポートしてくれるのが特徴です。

保育所体験会では実際の現場を見学・体験できるため、復職前の不安を段階的に解消できます。

また、研修や就職フェアにはお子さんと一緒に参加できるため、育児中でブランクがある保育士の方も参加しやすくなっています。

就職準備金の貸付制度と組み合わせれば、経済的にも精神的にも余裕をもって現場復帰を目指せるため、ぜひ活用してみてください。

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